会長挨拶

 一般社団法人横浜在宅看護協議会のホームページにお越しいただき、ありがとうございます。
 当協議会の活動は、平成8年に「横浜市訪問看護ステーション連絡会」としてスタートし、その後、平成19年には連絡会から連絡協議会へと名称を変え、さまざまな事業に取り組み、横浜市の訪問看護の質の向上や健全な訪問看護事業の運営、そしてさまざまな職種との連携をはかり、地域包括ケアシステムにおいて訪問看護がその一端を担う重要な役割を果たすために私たちに何ができるのかを考えながら研修などを企画し、進めてまいりました。
 そして、連絡会発足後20年が経ち、平成28年6月、「一般社団法人横浜在宅看護協議会」として新たなスタートをきりました。
 「医療はサービスである」と言われ、看護も買っていただく時代となり、看護の世界でもマーケティングや経営戦略などさまざまなことを考えながら事業を運営していく一方で、私たちの仕事は、人の命と心を扱い、報酬に関係なく行動をする場面も多いのも現実だと思います。しかし、看護が社会の中でサービスとして位置づけられた以上、時代に即して意識を変えていくことも必要かと思われます。
 横浜市は、人口おおよそ373万人という大都市であり、そこに260か所を超える訪問看護ステーションがあります。規模や体制など各々違い、その特色もさまざまです。対象は多種多様な疾病をもつ小児から高齢までの方で、医療的な視点をもった看護師が訪問し看護ケアの提供をしていきます。看護師ひとりひとりが自律をし、所属機関やその規模を問うのではなく、「看護の本質」を見極め、関係機関や関係職種と連携を図りながら適切に看護の提供をすることが今の時代の看護なのだと思います。
 そして、今は、様々な看護の形態があります。24時間365日、短時間から長時間、訪問型・巡回型から滞在型など必要な看護機能を選択できるようなサービスが増えてきました。訪問看護も特徴のある看護の提供をする訪問看護も増えました。定期巡回随時対応型訪問介護看護や看護小規模多機能、施設やデイサービスなどで在宅療養者を支えている看護職もいます。こうした在宅の看護活動の質を地域性も踏まえたうえで、より向上させつづけるためには、その体制つくりが重要であると思われます。
 そこで、当協議会は、訪問看護から在宅看護へ幅を広げ、地域の看護職同士のネットワークをより強いものとし、所属や立場は異なっていても、看護の発展に携わるもの同士としてともに信頼しあい、それぞれの力を発揮しながら在宅看護活動につなげていきたいと考えています。
 在宅療養者の方々に満足のいく、その人らしい生活を送っていただける看護サービスを、地域の看護職がともに考えていかれる組織として、その力を発揮していきたいと思います。
 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

会長写真

平成28年6月吉日
一般社団法人 横浜在宅看護協議会
会長  栗原 美穂子